日本銀行金融研究所アーカイブ

トップページデジタルアーカイブトピック日本銀行の災害対応伊勢湾台風2被災直後の対応

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2 被災直後の対応

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B
銀行券引換の案内の写真です。   窓口での受け取りの写真です。   銀行券を消毒する様子の写真です。

銀行券引換の案内

 

窓口での受け取り

 

銀行券を消毒


  洗濯絞り機による脱水の写真です。   日光による乾燥の様子の写真です。  
  洗濯絞り機による脱水   日光による乾燥
 

昭和34(1959)年
(検索番号47705『八十年史掲載写真原稿集(人物・記念写真)』)

名古屋支店では、損傷銀行券を窓口にて受け入れ、また被害の大きい地域には行員を派遣するなどして、引換事務を行いました。
受け入れた銀行券には、消毒、水洗、脱水、乾燥などの処理が行われました。銀行券を乾燥させるため、行員の寮から洗濯絞り機を借用するなど、臨機の対応が行われました。

C
  規程にはなかった電気洗濯機の記事です。   総裁ミソ樽に嘆声の記事です。  
 
「規程にはなかった電気洗濯機   「総裁ミソ樽に嘆声」
 

昭和34(1959)年12月
(検索番号18352『災害関係報告 伊勢湾台風関係 19』)

日本銀行従業員組合の名古屋支部青年部・女子部が組合員向けに作成した『なごや』1959年12月号の記事では、「伊勢湾台風始末記」と題し、被災当時の名古屋支店の対応などの様子を記しています。「規程にはなかった電気洗濯機」・「総裁ミソ樽に嘆声」では、損傷券の引換事務に際して、絞り機付き洗濯機や味噌樽を使用し、銀行券の消毒から乾燥までの処理を行ったことがうかがえます