和同開珎 計測データ凡例・計測データ
計測データ凡例
計測方法・分類については解題参照。
計測に使用した機器は以下のとおり。
電子ノギス:ABSソーラ式デジマチックキャリパ500-445
(最小表示量0.01mm,株式会社ミツトヨ製)
文字面厚測定器:デジマチックキャリパゲージCGDO-25K
(最小表示量0.01mm,株式会社ミツトヨ製)
電子はかり:音叉式多機能電子はかりHG2000
(最小表示単位0.01g,新光電子株式会社)
表の単位は大きさmm、量目g
資料の状態(欠け等)により測定不能の箇所は空欄とした。
銭幣館拓本資料のうち、当館の所蔵資料については、本目録備考欄に◆で示し、拓本資料に書き込みのあるものについては< >内に記した(銭幣館拓本資料については解題参照のこと)。
銭幣館資料等の拓本画像については画像編凡例を参照のこと。
『図録 日本の貨幣』に採録され写真が掲載されている資料については、備考欄にZで始まる番号で記した(Z巻数―写真番号)。
備考欄の丸数字は以下の文献・銭譜で用いられているものである(資料の来歴についてはそれぞれ備考欄の文献に拠った)。
- 金壹仙人(田中啓文)「私の和同銭観」(『貨幣』38号、1922年)
- 田中啓文「隷開和同開珎」(『貨幣』156号、1932年)
- 田中啓文「鑑定上から見た古和同銭の鋳造年代」「皇朝銭種の鑑定と分類」(『銭幣館』11号、1951年)
- 岡田茂弘、田口勇、齊藤努「和同開珎銅銭の非破壊分析結果について」(日本銀行金融研究所「金融研究」第8巻第3号、1989年)
- 鈴木秋男「寄稿 皇朝銭雑記(三)」(『貨幣』第45巻第2号、2001年)
- 鈴木秋男「寄稿 皇朝銭雑記(四)」(『貨幣』第45巻第3号、2001年)
- 平尾聚泉『新定 昭和泉譜』
- 鈴木秋男「寄稿 皇朝銭雑記(八)」(『貨幣』第46巻第2号、2002年)
- 鈴木秋男「寄稿 皇朝銭雑記(十一)」(『貨幣』第46巻第6号、2002年)
- 西村真次『日本古代経済 交換篇第四冊 貨幣』(東京堂、1933年)
一部の資料に参考情報が記されたラベルが付されていた(どの時点のものであるかは不明)。それらについては備考欄に[ ]で掲載した。発掘地が記載されているものもあるが、その根拠は明らかではないため、情報の記載に留めた。
資料状態(錆・緑青等)の情報については目立つものについて備考に注記した。
貨幣に付されている朱点は、多数の古銭家の手を経ているため、どの時点で書かれたものか不明である。
測定は1名で行った(測定者:日本銀行金融研究所貨幣博物館 関口かをり)。