日本銀行金融研究所は、5月27日~28日に「金融政策の新たな視野」をテーマとして2026年国際コンファランスを開催した。1983年に第1回を開催して以降、今回で31回目を迎え、金融政策運営から経済分析まで幅広く議論された。植田和男(日本銀行)の開会挨拶に続き、ドナルド・コーン(ブルッキングス研究所)が前川講演を行った。また、マーカス・ブルネルマイヤー(プリンストン大学)が基調講演を行った。そのほかフィリップ・ジェファーソン(連邦準備制度理事会)、フィリップ・R・レーン(欧州中央銀行)、氷見野良三(日本銀行)が、金融政策と供給ショックをテーマに特別鼎談を行った。論文報告セッションでは、ダビド・ロペス=サリド(スペイン銀行)、シェブネム・カレムリ=オズジャン(ブラウン大学)、イヴァン・ワーニング(マサチューセッツ工科大学)、池田大輔(日本銀行)が、金融政策に関する理論的・実証的な研究の報告を行った。さらに、コンファランスでは2つの政策パネル討論が行われた。1つ目の政策パネル討論では星岳雄(東京大学)を座長とし、金融政策と不均衡をテーマとして、ピエール=オリヴィエ・グランシャ(国際通貨基金)、アンドリュー・ハウザー(オーストラリア準備銀行)、ローリー・ローガン(ダラス連邦準備銀行)、エリ・レモロナJr.(フィリピン中央銀行)の4名がパネリストを務め議論をかわした。アタナシオス・オルファニデス(マサチューセッツ工科大学)を座長とする2つ目の政策パネル討論では、変化する世界経済のもとでの金融政策をテーマとして、ピティ・ディサタット(タイ中央銀行)、オースタン・グールズビー(シカゴ連邦準備銀行)、M・アイハン・コーゼ(世界銀行グループ)、クレア・ロンバルデッリ(イングランド銀行)、中村康治(日本銀行)の5名がパネリストを務め議論をかわした。
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