金融研究 第39巻第3号 (2020年9月発行)

第21回情報セキュリティ・シンポジウム「暗号資産のセキュリティ」の模様

日本銀行金融研究所情報技術研究センター(Center for Information Technology Studies: CITECS)は、2019年12月9日、「暗号資産のセキュリティ」をテーマとして、第21回情報セキュリティ・シンポジウムを開催した。
近年、ビットコインをはじめとする、ブロックチェーンを利用した暗号資産が注目を集めている。今後、暗号資産をより多様な環境や用途において安全に活用するためには、学術的な研究成果をフォローしつつ、暗号資産のセキュリティ特性やセキュリティ上の課題について正確に理解しておくことが重要である。
今回のシンポジウムでは、暗号資産のセキュリティを巡る最新の研究動向について講演を行うとともに、そうした研究成果を暗号資産の実務に活用するうえで解決すべき課題についてパネル・ディスカッションを行った。シンポジウムには、情報セキュリティ技術にかかわる金融機関関係者、暗号資産に関連するサービスを提供する企業等の実務者、研究者、システム開発・運用に携わる技術者等、約90名が参加した。本稿では、シンポジウムにおける議論の概要を紹介する。


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