金融研究 第38巻第4号 (2019年10月発行)

2019年国際コンファランス「低インフレ・低金利環境のもとでの中央銀行デザイン」議事要旨

日本銀行金融研究所は、2019年5月29、30日に日本銀行本店において、「低インフレ・低金利環境のもとでの中央銀行デザイン(Central Bank Design under a Continued Low Inflation and Interest Rate Environment)」をテーマとして2019年国際コンファランスを開催した。学界、中央銀行、国際機関から約100名の参加者を迎え、低インフレや低金利環境が続くもとでの中央銀行による政策の遂行とその効果について広く議論した。
本コンファランスは、黒田東彦(日本銀行)の開会挨拶で始まり、前欧州中央銀行総裁のジャン・クロード・トリシェが前川講演を、金融研究所海外顧問のカール・E・ウォルシュ(カリフォルニア大学サンタ・クルーズ校)が基調講演を行った。論文報告セッションでは、ジアンカルロ・コルセッティ(ケンブリッジ大学)、マーカス・K・ブルネルマイヤー(プリンストン大学)、エンリケ・G・メンドーサ(ペンシルバニア大学)、須藤直(日本銀行)によって4つの研究成果が発表され、コンファランスの参加者も交えて、議論が繰り広げられた。金融研究所海外顧問のアタナシオス・オルファニデス(マサチューセッツ工科大学)を座長とする政策パネル討論では、クリスチアン・ホークスビー(ニュージーランド準備銀行)、クラウス・マズフ(欧州中央銀行)、若田部昌澄(日本銀行)がパネリストを務めた。


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