日本銀行金融研究所は、2013年5月29、30日に日本銀行本店において、「金融危機と国際金融システム(Financial Crises and the Global Financial System)」と題する2013年国際コンファランスを開催した。本コンファランスには、学界、国際機関、中央銀行から、約50名の有識者が参加し、先般の金融危機によって明らかにされた国際金融システムの論点について議論が行われた。
本コンファランスは、日本銀行総裁の黒田東彦の開会挨拶で始まった。金融研究所海外顧問のモーリス・オブストフェルド(カリフォルニア大学バークレー校)がキーノート・スピーチを、ギレルモ・カルボ(コロンビア大学)が前川講演を、スタンレー・フィッシャー(イスラエル銀行)が夕食会特別講演を行った。5本の論文が報告され、本コンファランスは、政策パネル討論で締めくくられた。
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