金融研究 第28巻第3号 (2009年10月発行)

2009年国際コンファランス ─「金融政策の実践と金融システム」─議事要旨

上田晃三、白塚重典、高橋亘

 日本銀行金融研究所は、2009年5月27、28日の両日にわたり、日本銀行本店にて、「金融政策の実践と金融システム(Financial System and Monetary Policy Implementation)」と題する2009年国際コンファランスを開催した。コンファランスでは、インターバンク市場のカウンターパーティ・リスク、債券市場の市場流動性、自己資本比率規制と金融システムのプロシクリカリティといった金融と信用秩序維持に関する幅広い論点とその金融政策への含意についての議論が展開された。コンファランスには、学界、国際機関、中央銀行から、約100名が参加した。コンファランスは、白川総裁の開会挨拶で始まり、金融研究所海外顧問であるマッカラム教授とオブストフェルド教授によるキーノート・スピーチが行われた。その後に続いた6つのセッションでは、論文発表、2名の指定討論者による討論、一般討論が行われた。最後にコンファランスは、政策パネル討論で締めくくられた。


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