金融研究 第28巻第2号 (2009年7月発行)

第11回情報セキュリティ・シンポジウム「偽造防止技術の新潮流:金融業務における人工物メトリクスの可能性」の模様

 日本銀行金融研究所は、2009年3月11日、「偽造防止技術の新潮流:金融業務における人工物メトリクスの可能性」をテーマとして、第11回情報セキュリティ・シンポジウムを開催した。
 金融取引においては、証券、紙幣、小切手、預金通帳等の物理媒体(人工物)が利用されており、当該取引の安全性や信頼性を確保するうえで重要な役割を果たしている。今回のシンポジウムにおいては、こうした人工物の認証・偽造防止の用途に用いられている印刷技術、ホログラム技術、IC技術に加え、近年研究が盛んになりつつある人工物メトリクスに焦点を当てて、研究動向やセキュリティ評価の現状と課題について議論した。
 本稿では、本シンポジウムのプログラムに沿って、発表やパネル・ディスカッションの模様を紹介する。


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