金融研究 第24巻第3号 (2005年10月発行)

第12回国際コンファランス−「望ましい経済政策を動機づけるための制度設計」−議事要旨 

 日本銀行金融研究所は、2005年5月30、31日の両日にわたり、「望ましい経済政策を動機づけるための制度設計(Incentive Mechanisms for Economic Policymakers)」というテーマで第12回国際コンファランスを開催した。
 今回のコンファランスでは、経済政策担当者を適切に動機づけるためにはどのような制度設計が望ましいかという点に焦点を当てた。具体的には、以下の5つの研究領域におけるインセンティブ問題に対処するためのメカニズムについて検討した。5つの研究領域とは、中央銀行における金融政策委員会、プルーデンス政策、国内金融市場、国際金融市場、財政政策である。
 コンファランスは、福井総裁の開会挨拶で始まり、次に金融研究所海外顧問のベネット・T・マッカラム教授とモーリス・オブストフェルド教授のキーノート・スピーチが続いた。その後の5つのセッションで、経済政策担当者に対してどのように望ましい経済政策を動機づけるような制度設計を行うかという点に関する論文報告と討論が行われた。最後にマクロ経済政策と中央銀行に関するパネル・ディスカッションが実施された。


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