金融研究 第22巻別冊第2号 (2003年11月発行)

漸近展開を用いたアメリカン・オプション価格の評価法

高橋明彦、斎藤大河

 原資産価格が、ある一般的なクラスに属する拡散過程に従う場合、アメリカン・オプション価値が同条件のヨーロピアン・オプション価値と期限前行使価値に分解されることを示し、これに基づき、漸近展開法を用いたアメリカン・オプション価格の新しい評価方法を提案した。さらに、数値例として原資産価格がCEV(constant elasticity of variance)過程に従う場合を紹介した。

キーワード:アメリカン・オプション、漸近展開法、CEV過程


掲載論文等の内容や意見は、執筆者個人に属し、日本銀行あるいは金融研究所の公式見解を示すものではありません。

Copyright © 2003 Bank of Japan All Rights Reserved. 注意事項

ホーム