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  4. 外国為替相場・参着払(1893年~1926年):データの解説

データの解説

 当コーナーのデータベースでは、1893年1月~1926年9月における支払地別の為替相場(最高・最低・平均)を提供する。内訳は、ロンドン宛て、パリ宛て、ベルリン宛て(1920年9月以降はハンブルク宛)、ニューヨーク・サンフランシスコ宛て、ボンベイ宛て(1897年1月から)、香港宛て、上海宛てであり、参着払(支払地への為替手形到着時に外貨が支払われる)の相場である。
 データの出所は、大蔵省理財局『金融事項参考書』各号である。なお、原資料に従い、香港宛ては100香港ドルあたり円建て、香港以外は1円(ないしは100円)あたり各国通貨建てで表示している。
 原資料においては、香港宛てを除いて「最高」と「最低」の表記方法が、「大正11年調」号以前と「大正13年調」号以後では異なっている。「大正11年調」号以前の原資料においては、相手国通貨が円に対して最高値をとった場合が「最高」、円に対して最安値をとった場合が「最低」と表示されているため、統計書上表示される数字の大小は、「最高」と「最低」が同一値をとるケース以外は、香港宛ては「最高」が「最低」より大きく、香港以外は「最高」が「最低」より小さくなっている。一方、「大正13年調」号以降の原資料では、香港以外は、円が相手国通貨に対して最高値(最安値)をとった時に「最高(最低)」と表示されている。したがって、香港向け以外は、「大正13年調」号掲載データ以降、「大正11年調」号以前の掲載データと「最高」と「最低」の大小関係が逆転するため、「大正11年調」号以前の香港以外のデータは、原資料の「最高」と「最低」のデータを入れ換えて表示した。
 また、原資料に掲載されているデータの中で、誤植等とみられるものについては、修正を加えている。なお、データが0と記載されているケースについてはデータが存在しない場合と同様の扱いとし、空欄とした。
 このほか、ロンドン宛てについては、この時期のポンドが十進法ではなかった(1ポンド=20シリング、1シリング=12ペンス)ため、シリングとペンスの欄を分けて掲載している。