日本銀行金融研究所・経済ファイナンス研究課・ファイナンス研究グループでは、11月28日に、「機械学習・AIのファイナンス分析への応用」をテーマとして、ファイナンス・ワークショップを開催します。
ファイナンス分野では、早くから機械学習やAI技術が用いられてきました。近年、オルタナティブデータ(金融市場や金融機関に関連する高粒度データ、公開文書やレポートのテキストデータなど)の活用が進むもと、複雑な特徴量間の関係を捉えられる機械学習の手法や、大規模言語モデルをはじめとしたテキストに特化したAI技術が用いられる機会が一段と増えています。また、得られた分析結果の解釈を助けるための取り組みも進められています。
本ワークショップでは、1. 日本国債市場について、粒度の高い取引データに機械学習の手法を応用して、流動性に及ぼす要因を考察した研究、2. 日本企業の株式リターンの特徴について、機械学習の手法を用いて、分析結果の解釈可能性にも焦点を当てつつ分析した研究、3. 日本企業の開示情報から大規模言語モデルにより抽出したセンチメントと、株式リターンとの関係を分析した研究の報告を予定しています。
つきましては、本ワークショップへの参加を希望される方は、下記の「3. 参加申込方法」に沿って申込みください。なお、システムの制約上、参加希望者多数の場合は、必ずしもご希望に添えない場合がありえます点、予めご了承ください。