日本銀行金融研究所貨幣博物館
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FAQ

Q7.江戸時代の大判は何の目的でつくられましたか?

A7.大判は軍用・賞賜・贈答などに用いるためのもので、江戸時代を通じて5種類(慶長・元禄・享保・天保・万延)の大判が発行されました。形態は豊臣秀吉がつくらせた天正大判を継承し、金の含有率は68%前後とほぼ一定でした(但し、元禄大判は52%、万延大判は37%)。大判の表面には「拾両」と墨書されていましたが、これは重さ(165g)を示すもので、小判10枚分という意味ではありません。両替の際には、金の含有量により換算され、近世前期は概ね7両2分に相当しました。