■永代橋際時代の日本銀行本店(旧本店)
■ 旧北海道開拓使物産売捌所を日本銀行本店に
明治15(1882)年、永代橋際にあった旧北海道開拓使物産売捌所の土地・建物を大蔵省から借用して、日本銀行は同年10月に開業しました。
旧北海道開拓使物産売捌所は、後に日本銀行本館を設計する辰野金吾を育成するなど日本の近代建築の発展の基礎を築いた、イギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計しました。
明治29(1896)年、現在の場所(現東京都中央区日本橋本石町)へ本店が移転するまで、日本銀行はこの建物で営業していました。
下記の写真(検索番号8921、8924)は、永代橋際時代の日本銀行本店の様子です。
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■ 日本銀行本店移転後、旧本店建物は関東大震災により全焼
旧本店建物は明治29年の本店移転後も日本銀行が使用しましたが、大正12(1923)年9月の関東大震災で全焼しました。
下記の写真(検索番号8933)は、関東大震災で被災した様子です。
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■関連リンク
『開拓使物産売捌所設計図』(このページで紹介している旧北海道開拓使物産売捌所の設計図です。)