| 解説 |
「南部浸水地帯」・「散乱した輸出貨物」の写真部分/名古屋支店長から本店総務部宛て「被害状況と対策」報告のうち第1報・第2報の部分/(写真)行員が撮影した名古屋市内の様子です。市内が水没しており、被害の大きさがうかがわれます。/(文書)名古屋支店長から本店総務部長へ宛てた被害状況と対策の報告です。台風の直撃を受ける前に市中銀行に銀行券を準備するよう伝えたほか、29日と30日には、臨時措置として名古屋支店の発券課員を半田市(東海銀行半田支店)へ派遣し、預金払戻しや損傷券の引換を行ったことがわかります。台風で汚れてしまったお金の持ち込みは、9月28日~10月31日の約1ヵ月間だけでも紙幣と貨幣合わせて約75万枚と通常時とは比較にならない量となりました。大量の損傷券引換に対応するため、引換事務の執務場所を拡張し、人員の増員・窓口の増設を行いました。また、金融面での応急対策として名古屋銀行協会が「預金証書または通帳を流失した罹災預金者に対しては保証人を徴し便宜支払うことができる」などの臨時措置を決定したことなどが報告されています。その後、報告は第6報(11月16日)まで続き、主要産業の復旧状況や資金需要、物価の動向などの調査結果が提出されました。 |