金融研究 第36巻第4号 (2017年10月発行)

2017年国際コンファランス「金融政策:教訓と課題」議事要旨

日本銀行金融研究所は、2017年5月24、25日に日本銀行本店において、「金融政策:教訓と課題(Monetary Policy: Lessons Learned and Challenges Ahead)」をテーマとする2017年国際コンファランスを開催した。学界、中央銀行、国際機関から、約90名の参加者を迎え、非伝統的金融政策の手段や効果等について、近年の主要国の経験からの教訓および今後の課題を議論した。
本コンファランスは黒田東彦(日本銀行)の開会挨拶で始まり、前連邦準備制度理事会議長のベン・S・バーナンキ(ブルッキングス研究所)が前川講演を、金融研究所海外顧問のマーク・ガートラー(ニューヨーク大学)が基調講演を行った。論文報告セッションでは、ジェフリー・C・ファーラー(ボストン連邦準備銀行)、ベンジャミン・モール(プリンストン大学)、ケネス・D・ウェスト(ウィスコンシン大学マディソン校)、加藤涼(日本銀行)によって4つの研究成果が発表され、コンファランスの参加者も交えて、議論が繰り広げられた。金融研究所海外顧問のマービン・グッドフレンド(カーネギー・メロン大学)を座長とする政策パネル討論では、チャールズ・L・エバンス(シカゴ連邦準備銀行)、中曽宏(日本銀行)、フランク・スメッツ(欧州中央銀行)がパネリストを務めた。


掲載論文等の内容や意見は、執筆者個人に属し、日本銀行あるいは金融研究所の公式見解を示すものではありません。

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