金融研究 第29巻第4号 (2010年10月発行)

2010年国際コンファランス−「グローバル化のもとでの中央銀行の将来」―議事要旨

上田晃三、白塚重典、高橋亘、寺西勇生

 日本銀行金融研究所は、2010年5月26、27日の両日にわたり、日本銀行本店にて、「グローバル化のもとでの中央銀行の将来(Future of Central Banking under Globalization)」と題する2010年国際コンファランスを開催した。コンファランスでは、グローバルな観点からみた金融市場・金融システムとマクロ経済の連関に焦点を当て、中央銀行の将来への含意についての議論が展開された。コンファランスには、学界、国際機関、中央銀行から、約100名が参加した。コンファランスは、白川方明(日本銀行)、ベン・バーナンキ(連邦準備制度)の開会挨拶で始まった。金融研究所海外顧問であるベネット・T・マッカラム(カーネギー・メロン大学)はキーノート・スピーチを、ウィリアム・R・ホワイト(経済開発協力機構)は前川講演を行った。5つのセッションでは、論文発表、2名の指定討論者による討論、一般質疑が行われた。最後にコンファランスは、政策パネル討論で締めくくられた。


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