要旨に代えて
慶應義塾大学名誉教授・鈴木公雄先生は、2004年10月22日に逝去されました。鈴木公雄先生には、1999年4月27日から2004年10月7日まで、日本銀行金融研究所において17回にわたって開催された貨幣史研究会・東日本部会の座長として研究会の運営と集会での議論を全面的にリードしていただきました。本稿は、鈴木公雄先生を研究代表者とする3人の研究者の方に金融研究所が委託した貨幣史研究の成果物であり、本号の金融研究に掲載されている2編の研究論文の解題的なものとして、鈴木先生が執筆され、2004年3月に金融研究所が受領したものです。謹んでご冥福をお祈りいたしますとともに、生前の鈴木公雄先生のご尽力に心からの感謝を表したいと思います。
(日本銀行金融研究所長 翁 邦雄)
キーワード:貨幣史研究、銭貨流通、古銭学、富本銭、皇朝十二銭、渡来銭、出土銭
掲載論文等の内容や意見は、執筆者個人に属し、日本銀行あるいは金融研究所の公式見解を示すものではありません。