金融研究 第23巻第4号 (2004年12月発行)

第11回国際コンファランス
─「変貌する経済・社会・国際環境の下での持続的経済成長への挑戦」─議事要旨

 金融研究所は、2004年7月5、6日の両日にわたり、「変貌する経済・社会・国際環境の下での持続的経済成長への挑戦(Challenges for Sustained Economic Growth under Changing Economic, Social and International Environments)」というテーマで第11回国際コンファランスを開催した。
 今回のコンファランスでは、経済・社会・国際環境が大きく変貌する中で、今後とも世界経済の持続的な成長を実現していくうえでの課題が議論された。具体的には、(1)持続的成長の源泉、(2)地域的には必ずしも均質でない経済成長が国際的な資源配分にもたらす長期的な帰結、(3)中央銀行を含む政策当局が担うべき役割について、理論的、実証的な分析のほか、中央銀行エコノミストや政策担当者の実務的な視点も織り交ぜて議論が展開された。
 コンファランスでは、こうした問題意識に基づき、福井総裁の開会挨拶、両海外顧問のキーノート・スピーチの後、5テーマに分けて報告を行ったうえで、最後に物価の安定と持続的な経済成長に関するパネル・ディスカッションが実施された。


掲載論文等の内容や意見は、執筆者個人に属し、日本銀行あるいは金融研究所の公式見解を示すものではありません。

Copyright © 2004 Bank of Japan All Rights Reserved. 注意事項

ホーム