金融研究 第23巻第3号 (2004年10月発行)

わが国における貨幣の長期中立性について

大井 博之、白塚 重典、代田 豊一郎

 本稿では、主として、わが国の明治期以降の長期時系列データを用いて、貨幣残高・実質産出量変数の和分の次数に注目しながら、貨幣の長期中立性を包括的に検討する。分析結果からは、貨幣残高(特にM2)と実質GNPの2変数間における長期中立性の存在を有意に棄却できないことが示された。また、この結論は、幅広い識別条件に対して、頑健であることも確認された。

キーワード:貨幣の長期中立性、長期時系列データ、構造変化、単位根検定、2変数構造VAR


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