ディスカッションペーパーシリーズ(日本語版) 2015-J-15

「金融政策:効果と実践」
-2015年国際コンファランスの模様-

遠藤祐司、小田剛正、黒住卓司、渡邉賢一郎

日本銀行金融研究所は、2015年6月4、5日に日本銀行本店において、「金融政策:効果と実践(Monetary Policy: Its Effects and Implementation)」と題する2015年国際コンファランスを開催した。本コンファランスには、学界、国際機関、中央銀行から、約90名の有識者が参加し、非伝統的金融政策の効果と実践に関する幅広い課題について議論が行われた。
黒田総裁の開会挨拶では、非伝統的金融政策の効果と波及経路など、中央銀行が現在直面している課題が挙げられた。政策パネル討論では、中央銀行関係者等の5名がパネリストを務め、開会挨拶で挙げられた課題や近年注目を集めている「長期停滞論」について、コンファランスの参加者を交えた活発な議論が行われた。また、論文報告セッションでは、日本の国債市場における満期構成と供給要因の関係に関する分析など、5つの最新の研究が報告された。最後は、長期停滞論に関する前川講演で締め括られた。


掲載論文等の内容や意見は、執筆者個人に属し、日本銀行あるいは金融研究所の公式見解を示すものではありません。

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