金融研究第25巻第2号(2006年8月発行)
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ワークショップ「組織に応じた内部統制のあり方」の模様

 日本銀行金融研究所では、会計に関する研究の一環として、2006年3月24日、「組織に応じた内部統制のあり方」をテーマにワークショップ(座長:八田進二・青山学院大学大学院会計プロフェッション研究科教授)を開催した。
 内部統制については、最近、ディスクロージャーにおける信頼性確保の観点から、そのあり方が世界的に大きな話題となっているものの、わが国では主に民間の営利企業を念頭に置いた議論がなされており、公的組織も含めたさまざまな組織について内部統制のあり方を論じる例は、まだ少ないと考えられる。本ワークショップは、こうした問題意識のもと、わが国における最近の議論ならびに英国および米国の中央政府における内部統制の議論を踏まえて、わが国において、主に財務報告の観点から、内部統制の考え方を公的組織に適用する際のあり方について議論することを目的に開催された。
 内部統制が組織のガバナンスを構成する多様な要素の1つであるとすれば、その公的組織におけるあり方をめぐる問題は、会計学のみならず、経済学、財政学、法律学という幅広い知見が要求されるテーマである。そこで本ワークショップでは、さまざまな専門領域の先生方の参加を得た。
 本稿では、本ワークショップにおける報告、指定討論者によるコメント、参加者による全体討論等の概要を紹介する。


本稿の内容や意見は、日本銀行あるいは金融研究所の公式見解を示すものではありません。

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