金融業界における情報システムの脆弱性検知と情報共有岩下 直行 ネットワークを経由して提供される金融サービスが一般的なものとなるにつれて、金融業界にとって、情報システムのセキュリティ対策が益々重要な課題となってきている。金融業界の情報システムは、偽造キャッシュカードによる不正預金引出しから、フィッシング詐欺、インターネット・バンキングの不正取引に至るまで、様々な脅威にさらされている。金融業界にとって、こうした脅威の原因となっているシステムの脆弱性を正確かつタイムリーに検知し、その是正に戦略的に対応していくことが必要となってきている。金融業界全体の問題として、脆弱性の検知とその情報共有のための体制整備に向けた話し合いを始めるべき時期に来ていると考えられる。 キーワード:脆弱性、情報セキュリティ対策、脆弱性関連情報届出制度、偽造キャッシュカード、インターネット・バンキング 本稿の内容や意見は、日本銀行あるいは金融研究所の公式見解を示すものではありません。 |
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