◎ わが国の貨幣史 ◎
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■円の時代 …… 21.「円」の誕生
二十円金貨 一円金貨 貿易用一円銀貨
二十円金貨
(1871年)
金製(品位90%)
一円金貨
(1872年)
金製(品位90%)
貿易用一円銀貨
(1871年)
銀製 (品位90%)
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明治4年(1871)に明治政府が公布した「新貨条例」によって、 単位に「円」が初めて採用されたわが国初の洋式貨幣と貿易用の一円銀貨。
 明治政府は、欧州各国にならった近代国家建設のため、徳川幕府時代の複雑な貨幣制度の改革に着手し、「新貨条例」を制定して、
     
  1. 円・銭・厘の10進法単位とする、  
  2. 金貨を本位貨幣として無制限に通用させる一方、銀貨と銅貨を補助貨幣とする(金本位制度の採用)、  
  3. 金銀貨については近代洋式製法による円形の打刻貨幣とする、
等を定めた。
 その一方で、太平洋周辺の銀本位諸国との貿易専用の銀貨が発行された。その後、明治11年(1878)、この銀貨は国内においても無制限の通用力が認められたため、わが国の貨幣制度は建前上は金本位制度であったが、実質的には金銀複本位制度となった。
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