◎ わが国の貨幣史 ◎
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■円の時代 …… 20.明治維新直後の紙幣
太政官札
(1868年)
太政官札
[scale/単3電池]
明治維新政府が発行した初の全国通用紙幣。 体裁は藩札と同様の縦長形、単位も徳川時代に用いられていた「両」のままである。
 明治初期のころ、政府が太政官札などの新紙幣を発行する一方で、江戸時代の貨幣も流通していたため、各種通貨の間での円滑な交換が大きな課題となっていた。また、政府に対する信用が不十分だったため、不換紙幣であった太政官札は120両から250両分もないと金貨100両と交換できないほどに価値が下落し、貨幣制度の混乱に拍車をかけた。
 太政官札だけでは小額通貨が不足したため、各藩や府県の多くが、その地域内のみで通用する「藩札」や「府県札」を発行していた。
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