◎ わが国の貨幣史 ◎
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■わが国独自の幣制の成立 …… 13.江戸時代の銀貨
宝永四ツ宝丁銀
(1711年)
銀製(品位20%)
宝永四ツ宝丁銀
[scale/単3電池]
元禄・宝永期の改鋳により発行された、品位の低い銀貨。 鋳造期(宝永)を示す「宝」の極印が4つあることから、この呼び名がある。
 幕府の財政窮乏を補うため、元禄・宝永期には質を落とした金銀貨が次々と発行された(例外は、人参代往古銀)。幕府開設当初の慶長丁銀・豆板銀の品位は銀80%であったのに対し、この丁銀の品位は銀20%にまで落ちている。
 銀の金に対する相場も著しく低下したため、正徳・享保期には質を引き上げた銀貨も発行された。しかし、質の悪い宝永銀との引き替えが順調に進まず、結局、この宝永銀の流通が禁止されるまでの間、金銀相場は安定しなかった。
 銀相場の安定は、その後の銀貨発行上の課題のひとつとなった。

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