◎ わが国の貨幣史 ◎
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■わが国独自の幣制の成立 …… 10.藩札の登場
越前福井藩銀札 土佐高知藩金札 武蔵岡部藩銭札
越前福井藩銀札
(1666年)
土佐高知藩金札
(1866年)
武蔵岡部藩銭札
(1857年)
[scale/単3電池]
江戸時代寛文期(1661〜73)から、財政赤字の補填や幕府貨幣の不足の緩和などを目的として、各藩で発行された紙幣。写真左から、銀札、金札、銭札。写真左は越前福井藩(福井県)が寛文6年(1666)に発行した初期の藩札。福井藩札は、現存する最古の藩札といわれている。
 藩札は、幕府鋳造の三貨との兌換を前提として発行された。写真のように金札、銀札、銭札などがあり、とくに銀札が多く発行された。正貨との引き換えに際しては、領外に持ち出す場合に限るなど厳しい制限が課されていた。藩札の発行は宝永4年(1707)から享保15年(1730)までの間、一時禁止されたが、その後再び解禁され、明治維新後までさまざまな藩札が発行され続けた。

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