◎ わが国の貨幣史 ◎
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■わが国独自の幣制の成立 …… 9.紙幣の発生
山田羽書 (1600年頃)
山田羽書
※山田羽書の原寸画像は、こちらをクリックして下さい。

中世以来商業の発達した伊勢山田地方(現在の三重県伊勢市)で流通したわが国最古の紙幣。
 山田羽書は、秤量銀貨の小額端数の預り証(手形)として、釣り銭の代わりに発行された私札であり、「羽書」とは「端数の書き付け」に由来する名である。発行者は伊勢外宮の御師(神職)であり、その自治組織による発行制度がよく整備されていたことから、信用が高く、山田地方において盛んに流通していた。
 私札の発行は近隣にも広がり、紙幣を交換手段とする札遣いが近畿地方の商人の間で広く普及していた。

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