◎日本銀行金融研究所 貨幣博物館◎


日本銀行金融研究所貨幣博物館 所蔵古代銭貨目録

「和同開珎」目録の公表について


 日本銀行金融研究所貨幣博物館の収蔵品は、「銭幣館コレクション」を母体としています。「銭幣館コレクション」には、貨幣・紙幣類はもとより、貨幣に関連する古文書、版本、絵図、漢籍、錦絵、道具類などの多様な資料が含まれています(コレクション由来については『銭幣館古文書目録』pdf:1536KBをご覧ください)。

 そのうち古文書については、『銭幣館古文書目録』を2000年に発刊・公開しました。また銭幣館コレクションではありませんが、2002年より当館で保存・公開することになった小分銅についても、2005年企画展「黄金の分銅」の開催を機に、資料計測データを当ホームページ(展示記録ページ)にて公開しました。これらに続き当館所蔵の銭幣館コレクションの貨幣についても、和同開珎の目録を手始めとして、当面、古代銭貨を対象に整理の終了したものを順次ホームページで公開していくこととしました。

 古銭家はこれまで各種銭貨を銭文の字体の特徴・方孔の広狭などにより、詳細な分類を行なってきました。当館が所蔵する和同開珎をはじめとする古代銭貨についても、銭幣館での分類をもとに古銭学的な分類がなされており、そうした分類情報を広く紹介することを目的として、本目録を作成・公表することとしました。このため、本目録では、新たな分類や見直しは行わず、銭幣館より受け継いできた分類を生かす形で作成しました。

 古代銭貨史については、富本銭が奈良県明日香村飛鳥池遺跡で大量発掘されたことを契機に、学会での議論が高まっています。松村恵司氏により江戸時代以来の古代銭貨史を整理した論考(「日本初期貨幣研究史略:和同開珎と富本銭・無文銀銭の評価をめぐって」金融研究第24巻第1号、2005年3月)が発表されるなど、古代銭貨史研究は新たな段階を迎えようとしています。同論文でも和同開珎の古銭学的分類の研究史について言及され、当館の分類の元となっている田中啓文氏による分類についても触れられています。

 今後、考古学の発掘調査の成果などをもとに研究が進展していくうえで、本目録がその一助となれば幸いです。

 (公開日:2007.12.7)


解題
(pdf:585KB)
計測データ 画像


古代銭貨(萬年通寶〜乾元大寶)目録の公表について

 貨幣博物館で所蔵している古代銭貨(萬年通寶〜乾元大寶)の目録(計測データ)を公開いたしました。(2008.12)  計測データ凡例



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