◎日本銀行金融研究所 貨幣博物館◎


貨幣博物館所蔵 小分銅の来歴について

日露戦争当時に尾張徳川家より買入れ

 日本銀行は、貨幣博物館で保存してきた貨幣コレクションのほかに、約100年前に民間から古金銀貨を買入れ、貴金属地金として多数所有してきました。
 当時、日露戦争(1904〜5<明治37〜8>年)の戦費調達のため巨額の外債が発行され、金本位制度のもとで正貨準備の蓄積が急務となりました。そのため日本銀行は金銀地金を積極的に買入れました。
 民間でも有力者が日露戦争勃発を機に正貨準備の充実を唱えるところとなり、大判・小判など古金銀貨の買入れを求める篤志家が少なくありませんでした。当館所蔵の小分銅(分銅金)は、そうしたなかで尾張徳川家より買入れたものです。

貨幣博物館における公開

 日本銀行は、2002(平成14)年に創立120周年を迎えました。この機を捉え、100年前に買入れた古金銀貨の貴金属地金としての取扱いを改め、歴史的・文化的価値の高い資料として貨幣博物館で保存・公開していくこととしました。
 貨幣博物館では、2003(平成15)年度より調査分類作業を終えた古金銀貨(小分銅<分銅金>、甲州金、慶長大判)を「新収蔵品」として順次公開してまいりましたが、小分銅の計測・調査結果などをもとに、企画展「黄金の分銅」の開催に至ることができました。

企画展「黄金の分銅」
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貨幣博物館所蔵小分銅の
概要計測データ



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