貨幣博物館 常設展示図録
61/101

」カハヤナ□□□すかしを入れるための道具「簾しゃ「紗topic58 近世摂津尼崎藩札多色刷り因幡鳥取藩札多色刷りにして、偽造を防止している。長門長府藩札偽造を防ぐため、版木を分割管理したり、版木に小さな文字を入れたり、さまざまな色のインクを用いるなどの工夫が施された。分割できる版木江戸時代の紙幣の版木には、複数に分割されたものもあった。別々の人が版木を管理することで、偽造される危険性を減らした。隠し文字筑後柳川藩札藩名が目立たないように印刷されている。摂津尼崎藩札 版木特殊文字伊予大洲藩札まねしにくい、特殊な文字が使われている。江戸時代から、紙幣が流通するようになった。紙幣に使う和紙は、破れたり擦り切れたりしにくい丈夫なものが選ばれた。偽造を防ぐために、和紙を漉く工程や版木などにさまざまな工夫が施された。藩札用紙の工夫  すかしを入れたり紙に色を付けるなど、偽造を防ぐための工夫がみられる。印刷の工夫裏から光をあてた状態竹ひごを糸で編んだ簾と、生糸で織られた」でできている。紗には「長」のくずし字の型が取り付けられている。紙を漉いたとき、型の部分の紙が薄くなり、すかしができる。偽札を防ぐ技術Anti-counterfeiting

元のページ  ../index.html#61

このブックを見る