貨幣博物館 常設展示図録
89/101

『現代日本文学全集』1円見本 近代8610お金の使われ方The Use of Money in Modern Society消費社会の広がりThe Emergence of an Urban Consumption Society正から昭和初期にかけて、都市部では、鉄道沿線の住宅地に家族で住み、平日は電車で通勤する人々が増えていった。平日の夕方に駅前の商店街で食料品や日用品を買い、週末には都心のデパートや郊外の行楽地でレジャーを楽しむという生活スタイルが広がった。大1円で買えたもの「円タク」One Yen Taxi市内1円均一のタクシー1円札1 Yen Bank of Japan Note日常の買い物御用聞きと掛け売り・付け買いmemo江戸時代からの伝統的な掛け取引も、引き続き行われていた。米、酒といった商品では商店の主人や従業員が顧客の家々を回って御用聞きと配達をし、月末などにまとめて支払う習慣が残っていた。家を回り注文を帳簿に記す御用聞きの商人「円本」One Yen Book大正末期から昭和初期にかけて出版された定価1円の文学全集。それまでに比べて格安だったため、出版ブームを巻き起こした。デパートの食堂A Department Store Dining Roomメニューの一例 御子様用洋食 30銭ハヤシライス 15銭「買い物双六 デパートメントストア」より小樽の公設市場 小樽市総合博物館蔵公設市場A Municipal Market消費者に安い商品を提供する店を集めた公設市場を運営する自治体もあった。7銭公設市場の価格豆腐の値段の一例(1919年)10銭商店の価格「二十四時家庭双六」より 国立歴史民俗博物館蔵

元のページ  ../index.html#89

このブックを見る