貨幣博物館 常設展示図録
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 近代745新しいお金との交換The Exchange of Outdated Currency江戸から明治へTransformation from the Edo Era to the Meiji Era単位のお金を発行するようになった明治政府は、幕府が発行した金貨・銀貨・銭貨や各藩が発行した藩札、政府自身が発行した両建ての政府紙幣などを回収し、円単位のお金と引替えた。明治政府は、旧貨幣の種類ごとに、実際の通用価値などを参考にして新貨幣との引替え価格を定めた。円江戸時代の金貨・銀貨は、金銀の品位などをもとに定められた引替え価格により新しいお金と交換された。江戸幕府発行のお金の引替え[金1両の引替え価格] Exchange Rates of 1 Ryo Gold Coins小判の種類による小判1枚(1両)の引替え価格の違い慶長小判 (品位84%)18g→10円6銭元文小判 (品位66%)13g→5円76銭天保小判 (品位57%)11g→4円37銭安政小判 (品位57%)9g→3円51銭1円30銭切替えの際の工夫memo江戸幕府発行の銭貨の通用明治政府は、小額貨幣の不足を補うため、江戸時代に発行された銭貨を新貨幣の単位に読み替えて通用させた。寛永通宝 鉄一文銭 → 1/16厘古金銀預証券江戸幕府の貨幣と引替えに明治政府が発行した預り証で、貨幣と同様に通用した。嘉永一朱銀×161円18銭万延一分金×41円9銭万延二朱金×8万延二分金×2万延小判1両同じ1両でも種類により引替え価格が異なった。

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