貨幣博物館 常設展示図録
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江戸時代の生活とお金ゆるやかなお金の統一 53memo村の四季の支払いの一例 ー武蔵国のある家の記録よりー1月~3月お年玉、寺社への出金、野菜の種・苗みつば種16文4月~6月野菜の種・苗、年貢金なす苗100文7月~9月年貢金、盆支度灯明料200文10月~12月炭、家財道具の修理炭1俵332文その他豆腐、醤油、酒、鰹節、紙、薬など酒5合72文銭さしでの支払い都市の生活とお金都市に住む武士や町人などは、日々の暮らしに必要な食べ物や衣類などの生活必需品を自分ではつくらず、貨幣で買う生活をしていた。参勤交代で江戸に滞在した各藩の武士は、日用品や国元の家族・同僚から頼まれた品物を買ったり、外食を楽しんだりした。村の生活とお金江戸時代後半になると、農村でも商品作物を栽培して販売し、その代金で農具や肥料、日用品を買う生活が徐々に広がっていった。袋もの類(財布など)を買う様子呉服を買う様子そば屋の品書きそば16文あんかけうどん16文玉子とじ32文上酒1合40文『守貞謾稿』より 国立国会図書館蔵江戸の町人の多くを占めたのは、路地裏の裏長屋で借家住まいをする人々で、その日の稼ぎで毎日の食料などを買っていた。棒手振り精米代金200文翌日の商売の元手味噌・醤油代50文家賃子供菓子代12文残額 100~200文…酒代か雨の日の生活費か『柳菴雑筆』より朝 銭600〜700文を携えて市場で仕入棒ぼ手て振ふり(野菜売り)の生活

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