貨幣博物館 常設展示図録
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ゆるやかなお金の統一 29金は、古代から中世にかけて、自然金(砂金など)のまま使われた。金鉱山は伊豆や甲斐など主に東日本に多く分布していた。板状につくられた金貨は、初めは武家同士の贈答のなかで使われた。越座金Etsuzakin(Gold)16世紀越後(現・新潟県)でつくられた金貨。上杉氏は領内に金山を持ち、金貨をつくらせた。天正大判(天正菱大判)Tensho Hishi Oban(Gold)16世紀豊臣秀吉が彫金師の後藤家につくらせた最初の大判。重さ「拾両」(10両=約165g)、製作者「後藤」の花押(サイン)が墨書されている。円歩金Embukin(Gold)16世紀金貨蛭藻金Hirumokin(Gold)16世紀譲葉金Yuzurihakin(Gold)16世紀甲州金(露一両金)Koshukin(Gold)16世紀甲斐(現・山梨県)でつくられた金貨。武田氏は領内の金山開発を進めた。 精錬の必要がない品位の高い金。重さをはかって使われた。砂金Gold Dust自然金Gold Nugget 原寸

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